カイロプラクティックはアメリカで生まれた手技療法※で、アメリカ、オーストラリアでは西洋医学につぐ医療として法制化され発展しています。
主に、背骨、骨盤を中心とした異常な部分の関節1つ1つに適切なアジャストメント(矯正)を行なうことによって、背骨から出ている神経の働きを正常にし、 骨格、筋肉のバランスを整えます。からだ本来がもっている自然治癒力を高め、より健康なからだ、病気になりにくいからだにすることを治療の目的としていま す。
「カイロって、整体のことだよ。」と、よく耳にします。また同時に、カイロと整体との違いは、
よく知られていないのが、日本での現状でしょう。整体との大きな違いは、カイロプラクティックが「科学(医学)」を基礎としていることです。
わかりやすく腰痛を例にとって説明しましょう。
よく来院される方で「テレビで腰痛に良いというエクササイズを行なっていたら、 腰痛が悪化してしまった」と言われることがあります。確かに、一般的に言われている腰痛は、筋肉や関節の問題で起こっています。しかし、その痛みの原因 は人によって異なります。カイロは、「科学(医学)」を基礎としているため、痛みの原因を鑑別し、それにあった治療法、エクササイズを選択することができ ます。また、腎臓の炎症などの内臓疾患でおこる場合もあります。こういった内臓の疾患は手技療法では治りません。整体など他の手技療法では、こういった禁 忌症に対する鑑別にあいまいな所があります。
カイロは、「科学(医学)」を基礎としているため、こういった禁忌を見逃さないというのもカイロの特徴と言えるでのしょう。カイロは、積極的に科学的、医 学的研究を取り入れ、客観性のある検査および治療体系を作り上げてきました。現在も多くの研究機関が研究を行なっています。そのおかげで、カイロプラク ティック治療は高い安全性と効果を維持できているのです。指圧は軟部組織、筋肉を対象にした母指指圧。接骨は柔道から生まれ骨折、捻挫、脱臼などの外傷を 扱います。いずれも日本独特の療法です。鍼灸は針やもぐさを使用した中国からの療法です。 カイロプラクティックは関節、神経を対象にした米国で生まれ、世界中に広まった科学的な技術です。よく民間療法の整体と混同する人がいますが、学問的に 系統だった
カイロプラクティックとは本質的に異なっています。
お肌が荒れているのですけれど、そういうのにも効果がありますか?
健康な体の持ち主は美肌の持ち主でもあります。肌荒れの原因と考えられる内臓疾患は、
肝機能の低下です。肝臓を整えることによって、肌の艶や張りが変わってきます。
以前こういうクライアントがいました。「もうすぐ成人式を迎えるのだが、顔に吹き出物がいっぱいあるので、成人式までに、人前に出ても恥ずかしくない顔 (肌)にしたい。施術してもらえるか?」成人式まで日にちがなかったので、一日おきの集中的な施術を施した所、吹き出物が殆どなくなり、本人も満足できる 顔(肌)になりました。もちろん肝臓を整える施術を中心に行なった事は言うまでもありません。
O脚の施術は、施術だけではなく、自宅で行なう体操をできれば毎日やって頂きます。
施術と本人の日々の努力によりO脚は改善されていきます。また自分はもう若くないのでO脚は治らないだろうと思っていらっしゃる方は、若い人と比べて幾分 時間はかかりますが、次第に改善されていきますので、あきらめないで思い立った日が吉日ですから、ご相談ください。付け加えていうと、股関節の硬い方は、 柔らかい方に比べて、改善される確率が高いようです。
内臓調整は、文字通り内臓を整える調整です。肩こり、首の痛み、膝の痛み、腰痛等は、大元ををたどると、内臓の機能低下から起こっているものが多いようです。当院の内臓調整は、最初に各内臓に関っている経穴(いわゆるツボですね)を刺激する事により、内臓の緊張を
緩和する事から始まります。次に内臓を刺激する事によって、本来あなたの内臓が備えている機能に近づく手助けをします。そして内蔵機能の反射が背中に現れ ますから、反射の現れている部分を刺戟します。これだけではないのですが、大まかに言うと以上が内臓調整の調整の流れになります。
急性の症状、慢性の症状によって異なります。急性の場合比較的回数が少なくても改善されていきますが、慢性の場合はある程度時間がかかります。考えても御 覧なさい。何年もその症状で患わされていたものが、2~3回の施実で劇的に改善されるでしょうか。長い間蓄積されて患ったものは、その歴史を追って施術し ていかなければなりません。ですから時間がかかります。たまに1回の施術で長年患ってきた腰痛が楽になったという方がいますが、これはレアケースだとお考 え下さい。
内臓調整の場合、3回の施術で、「少し変わったかな」、7~8回の施術で「変わってきた」と感じる方が多いようです。施術実績で申しますと、当院に現在来院されている方の6割が健康管理として、週に一度、あるいは2週に一度来院されています。
もちろんどこが悪いというのではなく健康管理に来院されている患者さんもいます。
手にしびれがある場合、まず最初に考えられるのが、首に違和感ないし、痛みがあるかどうかです。首に違和感ないし、痛みがある場合にはそれを取り除く事によって、手のしびれが緩和される可能性が高いと思われます。
痛みについても、例えば手首が痛い場合でも、肘が痛い場合でも、その他が痛い場合でも、手関節、肘関節、肩関節、そして首(頭頚関節から頚胸関節まで)、 全て関ってきますから、それらを緩めると痛みが緩和される可能性が高く、加えていえば、首の痛みは、内蔵機能の低下により表れることが多いですから、内蔵 の調整もあわせて行う必要があると思います(^^)。
当院では、ぎっくり腰と言われた方を、問診、視診等をしてみると、内臓機能の低下、泌尿器機能の低下による腰痛という方が最も多く、続いては消化器機能の 低下による腰痛が多いようです。消化器機能の低下の場合は、膝の痛みあるいは太ももが、立ってるとしびれやすい、ふくらはぎがつりやすいという症状を伴う 事があります。こちらも内臓調整により腰痛が緩和された方が多くいらっしゃいます。
また同じ腰痛でも、朝起きた時に腰が重たい感じがして、日中動いているうちに重たい感じを忘れてしまうという方も、内蔵機能の低下が原因と思われますの で、内臓調整を行うことにより、朝起きた時の重たい感じも、緩和された方が当院では多くいらっしゃいます。
冷え性の場合、通常は泌尿器の機能が低下している人が多いようです。ですから泌尿器の機能改善の施術が中心になります。加えて言いますと当院に冷え性で来 院される方の多くは、呼吸が浅くなっています。これは私の考えですが、呼吸が浅いと血液に含まれる酸素が不足しがちになりますから、体の末端への酸素供給 が不足している事も、冷え性の原因の一つではないかと考えています。この場合、当然呼吸器の機能改善の施術、加えて日常における心がけを指導しています。
更年期と言われるものは、概ねですが45歳~55歳の閉経を迎える前後の年齢を指し、その時期に様々な障害を伴う方が多いようです。俗に言う五十肩なども その一つですし、腰に違和感、首の痛み、顔のほてり、のぼせた様な感じ、膝の痛み、足のしびれなど、それこそ人それぞれです。この時期の女性は閉経という 肉体的な変調を迎えます。肉体的には閉経により卵巣から分泌されるエストロゲンというホルモンが減少する事により、また一方ではこの年代の女性は、子供が 親から手の離れる年齢になってきている方が多いですから、いままで色々と世話を焼いていた子供が社会人になって世話を焼く必要がなくなったり、あるいは結 婚により子供が家から離れていったりと、そのように更年期を迎えた女性を取り巻く家庭環境が変わってくると、精神的な変調が起こり始めます。いままで活発 に動いていたものが、何もしたくなったり、いつも外に出歩いていたのが、家に閉じこもりがちになったり、活動が消極的になる事が多いようです。
これら二つの肉体的変調と精神的変調が表れる更年期に、女性は様々な障害を持つ方が多くいらっしゃいます。付け加えますと、近年では男性にも更年期があると言われています。
更年期の障害に対する施術は、個人差はありますが、基本的にはまず骨格を整えてホルモン、リンパの流れを正常に戻します、そして婦人科に対する内臓調整 と、泌尿器に対する内臓調整を行います。この二つに加えて精神的なケア、日常をどんな風に過ごしたらよいかなどの指導を行なっています。これらの施術とケ アにより更年期を比較的穏やかに過ごせるようです。
オスグッド病は成長期の膝痛の代表疾患であり、よく「成長痛」と言われます。成長期は急激に身長が伸び、骨も急成長しますが、筋肉や腱は成長が追いつきません。
そのため太ももの筋肉が硬くなってしまい、ジャンプやダッシュなどの繰り返し動作により脛骨(膝の下の骨)付着部に負担がかかり、オスグッド病が発症してしまいます。成長期の男子、スポーツを頑張っている子によく発症します。
スポーツ動作全般で脛骨粗面部(膝下の骨の上端)への痛み・圧痛が主訴となります。局所の熱感や隆起も認められ、時に両側に発生します。安静にしていれば痛みがないこともあり気づくことが遅れることがあります。
応急処置はアイシングが効果的です。症状が比較的軽い場合は、臀部のストレッチと太ももの前面・後面のストレッチを欠かさず行い、様子を見ながらスポーツを行っていきましょう。
症状が強い場合は、炎症がおさまるまで安静を保つためにスポーツ活動を禁止します。そうなると「レギュラーから外されるなど」の声をお聞きしますが、お子様の今後を考え治療に専念して頂くことをお勧めします。骨片が脛骨粗面から分離してしまい痛みがおさまらない時には、骨片摘出術を行う例もあります、そうなってしまう前にご相談下さい。